ガンプラの最後の仕上げとして行う作業が「つや消し」です。
つや消しにはガンプラのつやを整えて質感を高める効果があるので、これをするのとしないのとではガンプラの見栄えに大きく差が生まれます。
この記事ではガンプラのつや消しに必要な道具とやり方、注意点まで解説していきます。
ガンプラのつや消しに必要な道具
ガンプラのつや消しに必要な道具は全部で4種類です。
どれもガンプラのつや消しを行う際に必須のものになるので、確実に準備しておいてください。
つや消しトップコート
まずはメインとなるつや消しトップコートです。
トップコートを吹きかけることでガンプラの表面のつやを整え、塗装した塗料が落ちることを防ぐことができます。
ガンプラ特有のプラスチック感を完全になくすことができる優れものです。
ピンセット
ガンプラにシールを貼る際に使用します。
ピンセットを使わず手で貼ることもできるのですが、細かいものだと貼りにくいですし、何より指紋などで汚れてしまう可能性もあります。
できるだけ先の細いピンセットを準備してください。
持ち手
ペイントベースに差し込み、ガンプラを固定する際に利用します。
ペイントベースに固定さえできれば良いので、クリップなどを上手に使って自作される方もいます。
しかし、持ち手自体は高価なものではないのでつや消し初心者の場合には既存の持ち手を購入することをおすすめします。
自作の持ち手でつや消しに失敗してはせっかくのガンプラを台無しにしかねません。
ペイントベース
トップコートを吹きかける際に持ち手とガンプラを固定するために利用します。
ダンボールの切れ端に無数の穴を開けたようなものですが、トップコートを吹きかける際に必要不可欠です。猫の爪とぎなどで代用することも可能です。
ガンプラのつや消しのやり方
それでは実際にガンプラのつや消しのやり方を解説します。
手順通りに行えば誰でもできるものなので、落ち着いて行ってください。
1.ガンプラを分解する
パーツを分解できるところはできる限り分解してください。
組み立てた状態でつや消しを行うとどうしてもムラができてしまいます。
2.ガンプラを持ち手で挟む
パーツを分解したガンプラを持ち手で挟んでください。
この時、トップコートを吹きかけやすいように挟むようにしましょう。
3.持ち手をペイントベースに固定する
ガンプラを持ち手で挟んだら、今度は持ち手をペイントベースに固定してください。
この時、持ち手同士の間隔が近すぎるとトップコートを吹きかけにくくなるので、適度に距離を開けておくようにしましょう。
4.トップコートを吹きかける
ここまで準備ができたらあとはトップコートを吹きかけるだけです。
トップコートをよく振ってから15~20センチほど離して吹きかけてください。
この時パーツごとに吹きかけていない部分ができないように入念に行いましょう。
5.乾燥させる
トップコートを吹きかけてから約2、3日は乾燥させてください。
完全に乾燥する前に触ってしまうとせっかくのつや消しの意味が無くなるので、2、3日経つまでは絶対に触らないようにしましょう。
ガンプラのつや消しをする際の注意点
ガンプラのつや消しをする際に注意すべき点が3つあります。
これを守らなければつや消しの効果が得られなかったり、失敗してしまう場合があるので押さえておきましょう。
雨の日につや消しをしない
雨の日につや消しを行うと「塗装かぶり」と言って塗装した面が白くなる現象が発生します。
大気中の水分が塗装面に付着することで、引き起こされるようです。
つや消し上級者になるとエアコンなどで除湿を行いながら行う方もいるようですが、初心者の方がやると失敗することに繋がるのでやめておきましょう。
基本的につや消しは晴れの日に行うようにしてください。
パーツの埃は取っておく
ガンプラのパーツに埃が付着している状態で、トップコートを吹きかけると、埃がついたままコーティングされることになります。
特に白いパーツ部分に埃が付着していると、凄く目立つのでトップコートを吹きかける前に入念に埃を払うようにしてください。
息を吹きかけるだけでも払えるのですが、より確実に払うにはエアダスターを利用すると良いでしょう。
100均でも購入することができますよ。
トップコートはとにかく振る
トップコートは塗料が下に留まった状態となっているので、振ってから使用してください。
よく振って中の塗料を撹拌しなければ、トップコートを振りかける時にガンプラが白く濁ってしまう場合があります。
とにかく振りまくって中の塗料を撹拌させて振りかけましょう。
ガンプラのつや消しに必要な道具 - やり方や注意点まで解説:まとめ
いかがでしたでしょうか。
ガンプラのつや消しは、つや消しトップコートとピンセット、持ち手、ペイントベースの4種類の道具があれば誰でも行うことができます。
ただし、先ほど解説した注意点だけは十分に気をつけて行ってくださいね!