シリコンMacって何?なぜシリコンMacって言うの?
こんにちは!
最近、Mac関連のニュースやブログを読んでいると「シリコンMac」という言葉を目にすることが多くなりました。
インテルMacからシリコンMacへの大変革みたいな?
・・・シリコンMac!?
スマホのシリコンケースのようなものに覆われたMac!?
チタニウムやアルミニウム、ポリカーボネートなどの色々な材質のMacがこれまで登場したけれど、次のMacはシリコンでできているとか!?
そんな風に思っていたのですが、どうやら違うようですね。
ついては、本日は「シリコンMacって何?なぜシリコンMacって言うの?」と題しまして、その謎を解き明かして行こうと思います。
シリコンMacって何?
2020年6月に開催されたWWDC2020で発表されたのが、この「シリコンMac」です。
2006年よりMacのCPUは、インテル社製のCPUを積んでいました、いわゆる「Intel Core i5」とか「Intel Core i7」とか呼ばれているやつですね。
これを自社製のCPUへ切り替えていくことが発表されました。
このAppleの自社製のCPUのことを「Apple Silicon(Appleシリコン)」と呼んでおり、「Apple Silicon(Appleシリコン)」を積んだMacを総称して「シリコンMac」と呼んでいます。
つまり外装がシリコン製のMacということではなく、これまでのインテルMacと区別するために、CPUの名称を由来として「シリコンMac」と呼ばれているようです。
補足ですが、WWDCというのは、毎年6月にAppleが開催している、開発者向けのイベントで、MacOSやiOSなど、ソフトウェア関連の新商品や新技術が発表されるイベントです。往々にしてハードウェアが発表されることもあるのですが、今年の目玉は、この「シリコンMac」でしたね。
シリコンMacに移行するとどんなメリットがあるの?
シリコンMacに移行するとどんなメリットがあるのでしょうか?
Apple側のメリットとしては、これまでインテル社からCPUを買っていたわけなので、これを内製化することで、コスト削減に繋がるのでしょうね。
商品価格にも転嫁される可能性があるので、我々消費者にとっても、メリットがありそうです。
あとは、より低電力で高パフォーマンスを発揮できるとも言われています。
インテル社のCPUはMac専用に設計されているわけではないので、これを自社でMacのために設計(最適化)することで、より効率的なパフォーマンスが期待できるのだと思います。
また、どうしてもインテル社のCPUを搭載すると、WindowsPCと比較されてしまい、同じCPUを積んでいるのに、Macの方が値段が高い!みたいな、ユーザーの不満もかわせる(回避できる)ようになると思います。
Appleの商品はそのブランドにユーザーはお金を投じている要素が強いと思いますが、それでもスペックだけを比較して、コスパを追求する層も一定数いますからね。
同じ土俵に乗らないことで、安易な比較をされないというメリットも、比較的大きいものと思います。
なぜシリコンMacって言うの?
「シリコンMac」の名称の由来は、自社開発のCPU「Apple Silicon(Appleシリコン)」の名称が由来であるとのことでしたが、そもそも、「Apple Silicon(Appleシリコン)」はなぜ「シリコン」と言うのでしょうか?
明確な名前の由来は公表されていないので、推測でしかないのですが、以下のようなツイートをしている人がいたので、
Apple Silicon。CPUの素材にシリコン使わなくなったら名前どうすんだろうとかどうでもいいことが気になってしまった。
— 佐賀野 宇宙 (@sorasagano) June 22, 2020
CPUの素材としてシリコンが使われているのでしょうかね?
インテル社のホームページを見ても、以下のような記述がされています。
マイクロプロセッサーの回路は、シリコンでできた「ウエハー」と呼ばれる薄い円板の上に作られます。シリコンは、土や砂に多く含まれる成分で、地球上では酸素に次いで 2番目に多く存在する元素です。ウエハーのもとになるシリコンは、硅石 (けいせき) と呼ばれる鉱物から作られます。鉱山から掘り出された原石は、化学的な方法によって何度も繰り返し精製され、99.999999999% (イレブンナイン) にまで純度が高められます。
引用元:https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/innovation/chips.html
したがって、「Appleシリコン」という名称も、そのCPUの素材から取っているものと思われますが、きっとAppleのことなので、何かダブルミーニング的な別の意味合いも込めて、名付けていそうな気もしますよね。
シリコンMacはいつ発売?
シリコンMac発売時期ですが、今後2年間を掛けて移行していくと公言しています。
2020年中に少なくとも何かしらの機種で発売され、2022年にかけて移行していく感じなのでしょうね。
最初の対応機種は iMac かもしくは MacBook Pro ではないかと言われていますが、真相は如何に?楽しみですね。
ただし、PowerPCからインテルに移行したときもそうだったのですが、最初は不具合といいますか、アプリの相性が悪かったりと、普段使いのアプリが使えなくなって困ったこともありましたので、買い時は考えた方が良いかも知れませんね。
少なくとも、「Apple Silicon(Appleシリコン)」搭載機が発売されてから1年くらいは様子を見る方が無難だと思います。
しかしながら、すぐに購入して人柱になるってのも、またAppleユーザーの快感だったりするのですよね・・・みんなの役に立てて嬉しい的な・・・(笑)
やはりパソコンは、欲しくなったときが買い時、といいますので、あまり変な打算はせずに、買いたい時に買うのが一番だと思います。
シリコンMacって何?なぜシリコンMacって言うの?:まとめ
そんなワケで、本日は「シリコンMacって何?なぜシリコンMacって言うの?」と題しまして、
・シリコンMacって何?
・シリコンMacに移行するとどんなメリットがあるの?
・なぜシリコンMacって言うの?
・シリコンMacはいつ発売?
上記4テーマでお届けしてまいりました。
個人的に期待しているのは、「Apple Silicon(Appleシリコン)」はこれまで iPhone や iPad に搭載されてきたCPUと同系統とのことですので、iPhone や iPad のアプリが、Mac でそのまま使えるようになるのではないか?という点に期待しています。
iPhone や iPad と Mac の親和性が更に高まれば、iPhoneユーザーがMacを購入する動機になるなど、Macユーザーの裾野が広がりそうですからね。
余談ですが、Mac上でWindowsを動かすことができる 【Parallels】 というソフトが存在します、有名なのでご存知の方も多いと思いますが。
Appleが好きで、パソコンもMacにしたいけれど、いきなりWindowsから移行するのは心配だ・・・という方は、こういったソフトを使ってみるのも良いと思います。
また、「Apple Silicon(Appleシリコン)」は低電力高パフォーマンスを謳っていますので、ノートPCのバッテリーの持ちが良くなりそうな点にも期待しています。
2年かけて徐々に移行するとのことですが、2年なんてあっという間ですからね。
今後のMacの進化に期待したいと思います。